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2021年を振り返ってみると、1月8日に緊急事態宣言が発出され、新型コロナウイルス感染症への対応を常に考えつづけながらの1年でした。昨年は、未知のウイルスになすすべもなく、様々な活動やイベントを中止せざるを状況でしたが、今年は、どの組織、団体も感染症対策を行いながら工夫して活動を行っていたのではないでしょうか。仲間と音楽ができたり、活動できたりすることの喜びや、ありがたさを改めて感じた1年でした。

そうした中で昨年に引き続き、12月5日、19日と2回にわたって、Sirius Music Party! (以下SMP!)をとても良い形で開催することができました。

リモート(Zoom)で集う機会では、音楽著作権やプライバシーの都合から、参加団体のみ互いに発表し合う形までで、広く一般に公開することが適いません。実際のところをお伝えしきれないのが残念ですが、関係者の皆さまには日頃支えていただいていることのお礼と、無事に終了したことをお伝えさせていただきます。

今年のSMP!では、感染防止に配慮しながら集まって演奏するチームもあれば、プレーヤーが自宅から参加したりすることも可能でした。当日、その時間帯が難しい場合は、事前に映像を送ってくださる方もおり、それぞれの形で自由に参加することができたことも良かったと思います。

全国的にみると、エリアによって感染状況も違い、昨年と比べることライブでの発表の機会も増えてきました。そこで、地域でのイベントでの発表の映像や、大会のための録画などで参加することもできるのもSMP!2021の特徴です。ライブでの発表の機会とリモートでの機会をHybridに組み合わせ、東北エリア、関東、中国、四国エリアなどから広く団体が集うことができ、一年間の実りを伝え合いながら大いに盛り上がりました。

また、運営スタッフも参加団体と同様に各地から募り、コンテンツの検討やZOOM操作、SNS担当、記録担当などに分かれ、Webを使用してMTGを重ねながら準備をしました。それぞれの担当者が主体的に準備に関わることで、自分の得意な分野を発揮したり、スキルアップにつなげるなど、準備の時間も楽しく充実した時間であったと感じています。

当日の内容としては、30m×30mのフロアショー、ダンスパフォーマンス、クラリネットアンサンブル、民謡などなど。各チームも、昨年より慣れてきたのか、<ノリ>も加わってそれぞれのスタイルで、楽しく盛り上げてくださいました。

>大人も子供も世代、地域、世界は違えど同じことを頑張っている仲間 
>同じことで皆で笑顔になれるって素敵ですね 
>観ていて本当にHAPPYになれます

こんな、嬉しいコメントもいただきました。
 
SMP!は、ただ単に「感染症対応のためにオンラインで実施した」ということとは違い、理念としてきた「音楽を通して、世代を越え、距離を越えて繋がっていくこと」を大切に、自分たちで創り上げた「特別なイベント」です。かねてから、形にこだわらず自由な発想で積極的に画像やデジタル音源を用いて行きました。そのトライアルが、制限の多い環境でも音楽を楽しめる可能性を感じさせてくれて、想像以上の楽しさや感動を体感することができたと思っています。

まだまだ、感染症対策はせざるを得ない状況にありますが、様々な工夫や仲間と協調してして取り組むことで、さらに活動の可能性を広げていくことができるように感じています。来年は今年よりさらに多くの機会で、皆さまにお会いし、音楽での活動で感動を分かち合えることを信じています。引き続き感染拡大防止に気をつけ、心穏やかに生活していきましょう。良い年をお迎えください。

SBA 村上