SBA代表の村上です。
2020年、コロナ禍で集まっての活動が難しくなった頃、S.Zipは積極的にZoom等でのリモートを取り入れ、柔軟に活動を展開していきました。S.Zipがイニシアチブを発揮し、遠方のグループも合流。S.Zip & Its Friendsとタイトルして練習会を開始しました。先が見えぬ不安の多かった当時、皆の心に希望と新しいことへのチャレンジの気持ちを広げるきっかけとなりました。
New Normal〜今、楽しめることを(1)>>
練習会では、リモート環境をカバーするため、積極的に音源を作成し活用してきました。これは、現在、集まって練習することが難しい少人数グループにとって、演奏技術の向上とパフォーマンススタイルの工夫につながる一助となっています。
2020年12月には、2020 SMP!をリモートで初開催。二週にわたり大勢が集まりました(なんと海外からも!)。S.Zipのチャレンジがきっかけであったことは言うまでもありません。
2020 SMP! 初日、楽しく盛り上がりました!>>
2021年、S.Zip & Its Friends(リモート練習会)が広がり、パーカッションの新しい展開も加わっていきました。
TAIKO~Rhythm in Motion>>
Percussion Friends企画始動!>>
2021 SMP!グループ紹介よりS.Zip>>
2021-22年、S.Zipは、S.Zip & Its Friendsリモート練習会をベースに、地元でのイベントに出演し、地域を超えて様々なコラボレーションに挑戦しました。大曲仙北地区定期発表会への出演や、秋田県大館市で開催された秋田マーチングフェスティバルでは、M.Ashと共に「秋田☓山形 DRUMMIN' QUEST」を発表。着実に活動を続けてきました。
2023年、S.Zipは神奈川に遠征ツアー、小田原三の丸ホールで開催したSMP!で多くの観客にエネルギーを伝えてくださいました。S.Zip & Its Friendsがきっかけで広がったコラボレーションのノウハウを生かし、柔軟なアンサンブルで小田原のプレーヤーと一体となりパフォーマンスを披露。BGM音源や映像を効果的に活用することで、プレーヤーたちの個性的な音楽と表現を力強く伝え、新しい三の丸ホールのステージを鮮やかに彩りました。まさに"New Standard"を感じさせるものでした。
SMP!レビュー>>
SMP!から一年(レビュー)>>
マーチングバンドといえば、大人数で大きな会場での迫力ある演奏演技が一般的なイメージかもしれません。しかし社会人が長く健康的に活動を続けるには、学生時代のような形態、エリアによっては大規模な活動は難しく、より柔軟な活動形態が求められる時代になってきています。
参加者の環境に合わせて、小規模なグループでも、力みすぎずに音楽活動を楽しみ、達成感を得られるような新しい方法を積極的に模索しているS.Zipの活動は、私たちに多くのヒントと希望を与えてくれます。
2024 SMP!では、そのことを改めて実感し、確信することができました。S.Zipを中心に、SMP!を支えてくださった大仙市の皆さまに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
Sirius Band Activities 代表・村上晃一